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audiobook CAMP 耳で楽しむ読書audiobook 識者が選んだ良書が毎月2冊届く月額サブスクサービス audiobook CAMP 耳で楽しむ読書audiobook 識者が選んだ良書が毎月2冊届く月額サブスクサービス

audiobook CAMP は、新社会人向けの企業研修として提供してきましたが、 「個人で利用したい」という多くの声に応えて、個人向けにサービスを公開しました。6人の識者たちによる選書作品は、新社会人に限らず、ビジネスの現場で役立つ知識・教養が身につく本ばかりです。

WHAT IS audiobook CAMP ? audiobook CAMPとは?

各業界の6名のセレクターが厳選したビジネスパーソン向けの必読書を、毎月2冊選書してお届け。それぞれのテーマに合わせた各セレクターの選書理由とともに、読書をお楽しみいただけます。

3 merits of audiobook CAMP 3つのメリット

merit1:効率的 忙しい社会人生活の中で、学習時間を効率的に確保できる。merit2:識者が選んだ良書が届く 自分で本を探さなくても、各業界のリーダーが選んだ良書が届く。 merit3:能力別選書 自分が強化したい知識や能力別に自分でセクターを選べる。
audiobook campでスキマ読書を。お問合せ完了後に、資料をダウンロードいただけます。
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セレクター

各業界を代表する6名の一流ビジネスパーソンが、それぞれのテーマに合わせてオーディオブックを月2冊ずつセレクトして、お届けします。学びたい分野や、関心に合わせて、セレクターをお選びいただけます。
  1. 教養
  2. IT
  3. 広告・PR
  4. 働き方
  5. 金融
  6. キャリア

教養 瀧本哲史

教養 瀧本哲史さんの写真画像

PROFILE

エンジェル投資家、作家、京都大学産官学連携本部寄附研究部門イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授
東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科助手を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて、エレクトロニクス業界のコンサルティングに従事。内外の半導体、通信、エレクトロニクスメーカーの新規事業立ち上げ、投資プログラムの策定を行う。その後、タクシーの最大手事業者日本交通グループのアドバイザーに就任し、オーナーの川鍋一朗氏と共に2000億近くの債務を抱える同グループの再生に取り組み、成功させる。平行して、エンジェル投資家として活動し、業界を問わず創業時に自己資金を出資するスタイルで出資先各社を成功へと導く。『ビジネスモデルではなくチームに投資する』がポリシーで特に経営チームの発掘、育成に定評がある。2011年より作家活動を行い、これからの学び方、働き方に関する一連の著書はビジネス書大賞等受賞多数、累計60万部を超え、出版不況の中でも安定して、ベストセラー、ロングセラーを出す著者として知られている。

SELECT POINT

皆さんは、目の前の業務に日々専心しています。

仕事は、現場の経験や広い意味での顧客や仲間から学ぶことで習熟しますから、これ自体、とても良いことです。しかし、今やっている仕事のやり方が未来永劫続くことはないでしょう。

単に部署が変わるということだけではなく、時代環境の変化、技術の進歩により、仕事が消滅したり、新しい仕事が生まれたりします。ですから、単に今の仕事に専心するだけではなく、少し離れた視点から自分の仕事を見直したり、抽象的に分析してみたり、他の業界の常識から自分の業界の常識を疑ってみるなど、新しい視点を導入して、仕事のやり方、さらには自分自身のあり方自体を少しずつアップグレードしていく必要があります。

とはいえ、忙しい毎日の中でそのような経験をする時間を作るには限界があります。そこで効率のよい疑似体験、自分を見つめ直すチャンスが、実は読書になります。

今回取り上げた本は、様々なテーマに関して、あまり詳しくない人でもスタート地点としてちょうどよい難易度から始まりますが、内容的には妥協がなく、読み方、使い方次第で、中級者、上級者にも近づける、そんな本を選んでみました。結果的に、古典あるいは定番と呼ばれる本が多くなりました。

あ、何冊かちょっとひねった本も入れてみました。

オーディオブックという形式で本を読むことのメリットの一つとして、読書で使う認知的負荷が軽くなると言うものがあります。もともと、人間は音声で言語を理解しています。読書は目というとても精巧なセンサーを動かし、見たものを脳の中で変換するというプロセスの分、いわばCPUパワーを消費します。

オーディオブックはそれがない分、脳の負担が軽くなるわけです。この特徴を使うことで、一つには通勤時間や単純作業時の「ながら学習」や寝る前のCPUパワーが落ちている時間にも本を読めるというメリットもあります。

ただ、私が是非おすすめしたい別の使い方は、空いている脳のCPUパワーをツッコミに使うというものですつまり、受動的に本を読むのではなく、「これって本当かな」とか「これは使える」とか本にツッコミを入れるのです。

「読書は著者との対話」という例えを使うことがありますが、まさに、オーディオブックは著者との対話をしながら読書できるものなのです。それでは、普段の仕事とはちょっと違う新しい世界をのぞいて下さい。

おっと目は閉じてもよかったですね。

教養 瀧本哲史

PROFILE

エンジェル投資家、作家、京都大学産官学連携本部寄附研究部門イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授
東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科助手を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて、エレクトロニクス業界のコンサルティングに従事。内外の半導体、通信、エレクトロニクスメーカーの新規事業立ち上げ、投資プログラムの策定を行う。その後、タクシーの最大手事業者日本交通グループのアドバイザーに就任し、オーナーの川鍋一朗氏と共に2000億近くの債務を抱える同グループの再生に取り組み、成功させる。平行して、エンジェル投資家として活動し、業界を問わず創業時に自己資金を出資するスタイルで出資先各社を成功へと導く。『ビジネスモデルではなくチームに投資する』がポリシーで特に経営チームの発掘、育成に定評がある。2011年より作家活動を行い、これからの学び方、働き方に関する一連の著書はビジネス書大賞等受賞多数、累計60万部を超え、出版不況の中でも安定して、ベストセラー、ロングセラーを出す著者として知られている。
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SELECT POINTSELECT POINT

皆さんは、目の前の業務に日々専心しています。

仕事は、現場の経験や広い意味での顧客や仲間から学ぶことで習熟しますから、これ自体、とても良いことです。しかし、今やっている仕事のやり方が未来永劫続くことはないでしょう。

単に部署が変わるということだけではなく、時代環境の変化、技術の進歩により、仕事が消滅したり、新しい仕事が生まれたりします。ですから、単に今の仕事に専心するだけではなく、少し離れた視点から自分の仕事を見直したり、抽象的に分析してみたり、他の業界の常識から自分の業界の常識を疑ってみるなど、新しい視点を導入して、仕事のやり方、さらには自分自身のあり方自体を少しずつアップグレードしていく必要があります。

とはいえ、忙しい毎日の中でそのような経験をする時間を作るには限界があります。そこで効率のよい疑似体験、自分を見つめ直すチャンスが、実は読書になります。

今回取り上げた本は、様々なテーマに関して、あまり詳しくない人でもスタート地点としてちょうどよい難易度から始まりますが、内容的には妥協がなく、読み方、使い方次第で、中級者、上級者にも近づける、そんな本を選んでみました。結果的に、古典あるいは定番と呼ばれる本が多くなりました。

あ、何冊かちょっとひねった本も入れてみました。

オーディオブックという形式で本を読むことのメリットの一つとして、読書で使う認知的負荷が軽くなると言うものがあります。もともと、人間は音声で言語を理解しています。読書は目というとても精巧なセンサーを動かし、見たものを脳の中で変換するというプロセスの分、いわばCPUパワーを消費します。

オーディオブックはそれがない分、脳の負担が軽くなるわけです。この特徴を使うことで、一つには通勤時間や単純作業時の「ながら学習」や寝る前のCPUパワーが落ちている時間にも本を読めるというメリットもあります。

ただ、私が是非おすすめしたい別の使い方は、空いている脳のCPUパワーをツッコミに使うというものですつまり、受動的に本を読むのではなく、「これって本当かな」とか「これは使える」とか本にツッコミを入れるのです。

「読書は著者との対話」という例えを使うことがありますが、まさに、オーディオブックは著者との対話をしながら読書できるものなのです。それでは、普段の仕事とはちょっと違う新しい世界をのぞいて下さい。

おっと目は閉じてもよかったですね。

IT けんすう

IT けんすうさんの写真画像

PROFILE

アル株式会社代表取締役
2000年に学生コミュニティであるミルクカフェを立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。2004年、レンタル掲示板を運営する株式会社メディアクリップの代表取締役社長に就任。翌年、株式会社ライブドアにしたらばJBBSを事業譲渡後、同社にてCGM事業の立ち上げを担当。2006年、株式会社リクルートに入社、事業開発室にて新規事業立ち上げを担当。2009年6月リクルートを退職し、Howtoサイト「nanapi」を運営する株式会社ロケットスタート(現・株式会社nanapi)代表取締役に就任。2014年10月にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役を経て、現在アル株式会社代表取締役。

SELECT POINT

新社会人のみなさまが生まれた頃に、インターネットは普及を加速しています。当時はIT革命と呼ばれたりしたのですが、要は情報の流通量が爆発的に増えたのですね。

それ自体はいいことなのですが、頭のいい人と、普通の人とで、情報に対する振る舞いが変わったとも感じています。頭のいい人たちは、テクノロジーを使って「よい情報だけを多く手に入れ、悪い情報は見なくなった」のです。そして普通の人は、「自分がほしい情報を手に入れてしまっている」のではないかなと。

テクノロジーが起こしたことは「情報流通を爆発的に増やす」ことなのですが、情報の効率性があがったわけではありません。むしろ、「より多くの人が見たほうが儲かる」というビジネスモデルにおいては、人間が本能的に読みたくなる記事が人気になります。

本能的に読みたくなる情報は何でしょうか?食事に例えると砂糖や脂肪みたいなものなのではないかと思います。

それらは生きる上で不可欠で、かつ重要なものです。そして古代の時代においては貴重でした。なので、本能はそれらを強く求めますし、目の前にあったらなるべく摂取しようと思います。

しかし、今では簡単に手に入るため、本能のまま食べてしまうと・・・めちゃくちゃ太りますよね。

情報も同じで、怒りを感じやすいニュース、悲しいニュースなどは、古代においては貴重な情報でした。要は「誰かがあそこの崖で死んだ」というニュースは生存に直結するので、貴重です。

しかし、今の時代、それらを本能的に摂取し続けたらどうなるか。生存には直結しない不必要な情報なのに摂取し続けて中毒になってしまいます。砂糖の取り過ぎが身体に悪いように、そういう情報の取り過ぎは脳に悪いのではないかと思っています。

怒りや悲しみは中毒になりやすいので、自分と関係ない芸能人の不倫に怒ったり、自分と関係ない悲しい事件に胸を痛め続けてたら、ずっとそういう生活が続きます。不必要とまではいいませんが、本能のままにとり続けてはダメ、ということです。

頭のよい人たちは、テクノロジーをうまく活用し、見たくない情報は遮断し、活用できる情報をより多く手に入れています。

新社会人になったら、そういうった「よい情報を取り入れる習慣」を身につけることが重要だと思っています。油断していると、本能のままに、好きな情報ばかり取り入れてしまいます。

というわけで、今回選んだ著書たちは「何回読んでもいいと思うよい情報」を集めたつもりです。人生において、何十年も使える技術や考え方などがまとまっている本です。僕は本で読んでよかったものは、audiobookで何度も聞いて、定着させようとしますが、これらの本は、まさにそういう対象となっている本です。

ながら聞きだけでもよいと思うので、是非聞いてみてくださいー!

IT けんすう

PROFILE

アル株式会社代表取締役
2000年に学生コミュニティであるミルクカフェを立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。2004年、レンタル掲示板を運営する株式会社メディアクリップの代表取締役社長に就任。翌年、株式会社ライブドアにしたらばJBBSを事業譲渡後、同社にてCGM事業の立ち上げを担当。2006年、株式会社リクルートに入社、事業開発室にて新規事業立ち上げを担当。2009年6月リクルートを退職し、Howtoサイト「nanapi」を運営する株式会社ロケットスタート(現・株式会社nanapi)代表取締役に就任。2014年10月にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役を経て、現在アル株式会社代表取締役。
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新社会人のみなさまが生まれた頃に、インターネットは普及を加速しています。当時はIT革命と呼ばれたりしたのですが、要は情報の流通量が爆発的に増えたのですね。

それ自体はいいことなのですが、頭のいい人と、普通の人とで、情報に対する振る舞いが変わったとも感じています。頭のいい人たちは、テクノロジーを使って「よい情報だけを多く手に入れ、悪い情報は見なくなった」のです。そして普通の人は、「自分がほしい情報を手に入れてしまっている」のではないかなと。

テクノロジーが起こしたことは「情報流通を爆発的に増やす」ことなのですが、情報の効率性があがったわけではありません。むしろ、「より多くの人が見たほうが儲かる」というビジネスモデルにおいては、人間が本能的に読みたくなる記事が人気になります。

本能的に読みたくなる情報は何でしょうか?食事に例えると砂糖や脂肪みたいなものなのではないかと思います。

それらは生きる上で不可欠で、かつ重要なものです。そして古代の時代においては貴重でした。なので、本能はそれらを強く求めますし、目の前にあったらなるべく摂取しようと思います。

しかし、今では簡単に手に入るため、本能のまま食べてしまうと・・・めちゃくちゃ太りますよね。

情報も同じで、怒りを感じやすいニュース、悲しいニュースなどは、古代においては貴重な情報でした。要は「誰かがあそこの崖で死んだ」というニュースは生存に直結するので、貴重です。

しかし、今の時代、それらを本能的に摂取し続けたらどうなるか。生存には直結しない不必要な情報なのに摂取し続けて中毒になってしまいます。砂糖の取り過ぎが身体に悪いように、そういう情報の取り過ぎは脳に悪いのではないかと思っています。

怒りや悲しみは中毒になりやすいので、自分と関係ない芸能人の不倫に怒ったり、自分と関係ない悲しい事件に胸を痛め続けてたら、ずっとそういう生活が続きます。不必要とまではいいませんが、本能のままにとり続けてはダメ、ということです。

頭のよい人たちは、テクノロジーをうまく活用し、見たくない情報は遮断し、活用できる情報をより多く手に入れています。

新社会人になったら、そういうった「よい情報を取り入れる習慣」を身につけることが重要だと思っています。油断していると、本能のままに、好きな情報ばかり取り入れてしまいます。

というわけで、今回選んだ著書たちは「何回読んでもいいと思うよい情報」を集めたつもりです。人生において、何十年も使える技術や考え方などがまとまっている本です。僕は本で読んでよかったものは、audiobookで何度も聞いて、定着させようとしますが、これらの本は、まさにそういう対象となっている本です。

ながら聞きだけでもよいと思うので、是非聞いてみてくださいー!

広告・PR 三浦崇宏

広告・PR 三浦崇宏さんの写真画像

PROFILE

The Breakthrough Company GO 代表、PR/Creative Director
博報堂・TBWA\HAKUHODOを経て2017年独立 『表現を作るのではなく、現象を創るのが仕事』が信条。
これまでの主な受賞歴
日本PR大賞・CampaignASIA Young Achiever of the Year・ADfest・フジサンケイグループ広告大賞・グッドデザイン賞
カンヌライオンズクリエイティビティフェスティバル2013 PR部門ブロンズ・2016 ヘルスケアPR部門ゴールド・2017年 プロダクトデザイン部門ブロンズ
2017 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS イノベーション部門グランプリ/総務大臣賞 インタラクティブ部門ブロンズ

SELECT POINT

コラム
▪「切実さ」を学ぶ

広告・PRの世界へようこそ。この仕事の本質は「人の気持ちを動かすこと」にある。メディアを巻き込む、クリエイティブを制作する、あるいはそれ以上の何かを生みだすこと・・・そういった論理や数式だけでは答えが出ない、最適解のない世界でプロフェッショナルを目指すことになるあなたへ。読んでおいてほしい本をまとめました。

リストを見てもらえばわかるのですが、毎月文芸作品と、ビジネス書を2冊ずつ選んでいます。ビジネス書に書いてある即効性の高い知識が役に立つのはもちろんなんですが、この仕事をしていると本当に役に立つのは知識や情報ではなく、人間として信用できるか、あるいは、人間というものがわかっていることだったりします。つまり人間力というやつです。身も蓋もないですね。しかし、僕らの愛してやまないこの「人の心を動かす仕事」というのはやはりそれなりに難しくて、多くの人を調整したり、巻き込んだり、無理を通したりしないと素晴らしい成果には結びつかないものです。だからこそ若いうちは苦労もするし、ちょっとした挫折を味わうこともあるでしょう。転んで、起き上がって、強くなって、それが錯覚だったとわかって、それでようやく少しだけ強くなっている。そんなような仕事です。

そんな断崖絶壁に続く花畑のようなキャリアを歩むとき、頼りになるのは同じように切実に自分の人生に向き合う誰かの姿だったりします。小説は、文学は、そんな切実さを求めてやまない人にそっと手を差し伸べるために、あなたではない別の切実な人生をパッケージしたものだったりするのです。
ここに描かれた物語の中を生きる人々はみんなそれぞれに切実に自分の人生に向き合っています。お笑い芸人をめざすもの、自らのルーツを探るもの、宇宙の謎を解き明かすもの、新しい世界の常識を作ろうとするもの、純粋に人を愛そうとするもの・・・別の物語、別の世界ではありますが、きっと共感し、励まされる部分があるはずです。あなたがあなたの人生という物語に切実に向き合っているのであれば。

人の心を動かす仕事というと、聞こえはいいですが、結局は1mmにも満たない目に見えないほどの薄い皮を一枚一枚重ねて山を積み上げるような仕事です。ぼく自身はクリエイティブディレクターという仕事をしていますが常々、奇跡を信じて仲間に無理を言い続ける仕事だと感じています。だからこそ、無理・不可能と言って投げ出したくなる現場に、自分なりの切実さを持って向き合うことしか近道はないのです。
さぁ、人生の本編が始まりました。この物語の主人公は紛れもなく、あなた自身です。成長の物語には波乱がつきものです。最初から最後まで順調な物語なんて誰が面白いものか。苦境・ピンチ・過酷、、、あらゆる人生の挫折を必要なものとわりきって、切実さを持って向き合ってください。いつの日か、いつのまにか、「人の気持ちを動かすこと」のプロフェッショナルとなっているあなた自身に出会うことになるでしょう。そして、もしかしたら、この文章を読んでいるあなたと、この文章を書いているぼくが出会い、共に何かに立ち向かっていることもあるかもしれません。もしかしたら、何かを求めて競い合い、闘っているかもしれませんね。そんな日を楽しみにしています。その時はここにあげた本の話でもしながら美味しいご飯をご馳走します。切実に、生きよ。

広告・PR 三浦崇宏

PROFILE

The Breakthrough Company GO 代表、PR/Creative Director
博報堂・TBWA\HAKUHODOを経て2017年独立 『表現を作るのではなく、現象を創るのが仕事』が信条。
これまでの主な受賞歴
日本PR大賞・CampaignASIA Young Achiever of the Year・ADfest・フジサンケイグループ広告大賞・グッドデザイン賞
カンヌライオンズクリエイティビティフェスティバル2013 PR部門ブロンズ・2016 ヘルスケアPR部門ゴールド・2017年 プロダクトデザイン部門ブロンズ
2017 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS イノベーション部門グランプリ/総務大臣賞 インタラクティブ部門ブロンズ
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広告・PRの世界へようこそ。この仕事の本質は「人の気持ちを動かすこと」にある。メディアを巻き込む、クリエイティブを制作する、あるいはそれ以上の何かを生みだすこと・・・そういった論理や数式だけでは答えが出ない、最適解のない世界でプロフェッショナルを目指すことになるあなたへ。読んでおいてほしい本をまとめました。

リストを見てもらえばわかるのですが、毎月文芸作品と、ビジネス書を2冊ずつ選んでいます。ビジネス書に書いてある即効性の高い知識が役に立つのはもちろんなんですが、この仕事をしていると本当に役に立つのは知識や情報ではなく、人間として信用できるか、あるいは、人間というものがわかっていることだったりします。つまり人間力というやつです。身も蓋もないですね。しかし、僕らの愛してやまないこの「人の心を動かす仕事」というのはやはりそれなりに難しくて、多くの人を調整したり、巻き込んだり、無理を通したりしないと素晴らしい成果には結びつかないものです。だからこそ若いうちは苦労もするし、ちょっとした挫折を味わうこともあるでしょう。転んで、起き上がって、強くなって、それが錯覚だったとわかって、それでようやく少しだけ強くなっている。そんなような仕事です。

そんな断崖絶壁に続く花畑のようなキャリアを歩むとき、頼りになるのは同じように切実に自分の人生に向き合う誰かの姿だったりします。小説は、文学は、そんな切実さを求めてやまない人にそっと手を差し伸べるために、あなたではない別の切実な人生をパッケージしたものだったりするのです。
ここに描かれた物語の中を生きる人々はみんなそれぞれに切実に自分の人生に向き合っています。お笑い芸人をめざすもの、自らのルーツを探るもの、宇宙の謎を解き明かすもの、新しい世界の常識を作ろうとするもの、純粋に人を愛そうとするもの・・・別の物語、別の世界ではありますが、きっと共感し、励まされる部分があるはずです。あなたがあなたの人生という物語に切実に向き合っているのであれば。

人の心を動かす仕事というと、聞こえはいいですが、結局は1mmにも満たない目に見えないほどの薄い皮を一枚一枚重ねて山を積み上げるような仕事です。ぼく自身はクリエイティブディレクターという仕事をしていますが常々、奇跡を信じて仲間に無理を言い続ける仕事だと感じています。だからこそ、無理・不可能と言って投げ出したくなる現場に、自分なりの切実さを持って向き合うことしか近道はないのです。
さぁ、人生の本編が始まりました。この物語の主人公は紛れもなく、あなた自身です。成長の物語には波乱がつきものです。最初から最後まで順調な物語なんて誰が面白いものか。苦境・ピンチ・過酷、、、あらゆる人生の挫折を必要なものとわりきって、切実さを持って向き合ってください。いつの日か、いつのまにか、「人の気持ちを動かすこと」のプロフェッショナルとなっているあなた自身に出会うことになるでしょう。そして、もしかしたら、この文章を読んでいるあなたと、この文章を書いているぼくが出会い、共に何かに立ち向かっていることもあるかもしれません。もしかしたら、何かを求めて競い合い、闘っているかもしれませんね。そんな日を楽しみにしています。その時はここにあげた本の話でもしながら美味しいご飯をご馳走します。切実に、生きよ。

働き方 北野唯我

働き方 北野唯我さんの写真画像

PROFILE

作家、経営者
新卒で博報堂の経営企画局・経理財務局。その後、ボストンコンサルティンググループに転職し、2016年ワンキャリアに参画、最高戦略責任者。2019年1月からは子会社代表取締役、社外IT企業の戦略顧問も兼務。また作家としても活動し、30歳のデビュー作『転職の思考法』(ダイヤモンド社)が12万部。2作目の『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)は発売3ヶ月経たずに8万部を超えている。

SELECT POINT

忙しいなかでも①すらすら読めて、②人間理解が深まる本 ー これが今回の選書のコンセプトです。

みなさんは「優れたビジネスパーソンに共通するのはなにか?」と聞かれたらなんと答えるでしょうか。私はその1つは間違いなく「人間への理解が深いこと」だと思います。振り返ってみると、広告クリエイター、営業マン、マーケター、投資家、デザイナー、エンジニア、経営者、どんな職種でも一流の人はすべからく「人間のことを深く洞察し理解する力」を持っていると感じます。それもそのはず、ビジネスというのは結局は「人がお金を払うもの」だから。
言われてみると当然です。

仕事柄、私はこれまで日本や世界を代表する数多くのリーダーたちと対談させて頂いてきました。たとえば、世界的なアスリート、天才物理学者、日本で最も有名なジャーナリストなどです。その中でも特に印象的な言葉の1つに、ある日本・アジアを代表する伝説のベンチャー投資家の言葉があります。それは

「新規事業が成功するかどうかは十中八九、人で決まる」

という言葉でした。いわく、ベンチャー投資というハイリスクな領域ですら、最高のリターンを生み出すのは常に「人で決まる」ということでした。

ビジネスマンにとって本を読むことも「投資」です。その意味で、最もリターンの高い読書とは「人を理解する読書」ではないでしょうか。
もちろん、フレームワークやハウツーも大事です。私自身、大企業の経営企画・経理財務、外資系戦略コンサル、スタートアップの役員、IT企業の戦略顧問を経験してきたからこそ、「フレームワーク」の価値も理解しています。それでもやはり、「人間を理解する力」の方が長期的に見ても役に立つと思うのは、「時間がかかるもの」だから。人間を理解する力はフレームワークと違って、一長一短には身につかない。だからこそ、「他のビジネスマンとの差別化になりえる」と感じます。

とはいえ、今から「純文学やロシア文学」を読み込む、というのはなかなか忙しいビジネスパーソンにとっては難しいこと。そこで今回は「スラスラ読めるけど、それでも、人間理解が深まる本」を選ばせていただきました。中には歴史的な名著と呼ばれるものもあれば、最近流行りの「読みやすい本」もあえて含めました。

アルケミストや、こころ、人を動かすといった歴史的な名著は、読む年齢や、読むときの心理状態によって「学べること」が異なります。今回選んだ24冊は、「どのタイミングで読むか、どんな気持ちで読むか」によって感じることが違う、というのも共通点としてあると感じます。ぜひ、何度も繰り返し、読み、聞いていただくことで、きっとあなたのキャリアにとってプラスになるはずです。

ビジネスパーソンにとって貴重な時間。①さらさら読めて、それでいて②人間への理解が深まる。そんな24冊をぜひ、手にとって、耳にしてみてください。

北野唯我

働き方 北野唯我

PROFILE

作家、経営者
新卒で博報堂の経営企画局・経理財務局。その後、ボストンコンサルティンググループに転職し、2016年ワンキャリアに参画、最高戦略責任者。2019年1月からは子会社代表取締役、社外IT企業の戦略顧問も兼務。また作家としても活動し、30歳のデビュー作『転職の思考法』(ダイヤモンド社)が12万部。2作目の『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)は発売3ヶ月経たずに8万部を超えている。
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忙しいなかでも①すらすら読めて、②人間理解が深まる本 ー これが今回の選書のコンセプトです。

みなさんは「優れたビジネスパーソンに共通するのはなにか?」と聞かれたらなんと答えるでしょうか。私はその1つは間違いなく「人間への理解が深いこと」だと思います。振り返ってみると、広告クリエイター、営業マン、マーケター、投資家、デザイナー、エンジニア、経営者、どんな職種でも一流の人はすべからく「人間のことを深く洞察し理解する力」を持っていると感じます。それもそのはず、ビジネスというのは結局は「人がお金を払うもの」だから。
言われてみると当然です。

仕事柄、私はこれまで日本や世界を代表する数多くのリーダーたちと対談させて頂いてきました。たとえば、世界的なアスリート、天才物理学者、日本で最も有名なジャーナリストなどです。その中でも特に印象的な言葉の1つに、ある日本・アジアを代表する伝説のベンチャー投資家の言葉があります。それは

「新規事業が成功するかどうかは十中八九、人で決まる」

という言葉でした。いわく、ベンチャー投資というハイリスクな領域ですら、最高のリターンを生み出すのは常に「人で決まる」ということでした。

ビジネスマンにとって本を読むことも「投資」です。その意味で、最もリターンの高い読書とは「人を理解する読書」ではないでしょうか。
もちろん、フレームワークやハウツーも大事です。私自身、大企業の経営企画・経理財務、外資系戦略コンサル、スタートアップの役員、IT企業の戦略顧問を経験してきたからこそ、「フレームワーク」の価値も理解しています。それでもやはり、「人間を理解する力」の方が長期的に見ても役に立つと思うのは、「時間がかかるもの」だから。人間を理解する力はフレームワークと違って、一長一短には身につかない。だからこそ、「他のビジネスマンとの差別化になりえる」と感じます。

とはいえ、今から「純文学やロシア文学」を読み込む、というのはなかなか忙しいビジネスパーソンにとっては難しいこと。そこで今回は「スラスラ読めるけど、それでも、人間理解が深まる本」を選ばせていただきました。中には歴史的な名著と呼ばれるものもあれば、最近流行りの「読みやすい本」もあえて含めました。

アルケミストや、こころ、人を動かすといった歴史的な名著は、読む年齢や、読むときの心理状態によって「学べること」が異なります。今回選んだ24冊は、「どのタイミングで読むか、どんな気持ちで読むか」によって感じることが違う、というのも共通点としてあると感じます。ぜひ、何度も繰り返し、読み、聞いていただくことで、きっとあなたのキャリアにとってプラスになるはずです。

ビジネスパーソンにとって貴重な時間。①さらさら読めて、それでいて②人間への理解が深まる。そんな24冊をぜひ、手にとって、耳にしてみてください。

金融 朝倉祐介

金融 朝倉祐介さんの写真画像

PROFILE

シニフィアン株式会社共同代表
兵庫県西宮市出身。競馬騎手養成学校、競走馬の育成業務を経て東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。東京大学在学中に設立したネイキッドテクノロジーに復帰、代表に就任。ミクシィ社への売却に伴い同社に入社後、代表取締役社長兼CEOに就任。業績の回復を機に退任後、スタンフォード大学客員研究員等を経て、政策研究大学院大学客員研究員。ラクスル株式会社社外取締役。株式会社セプテーニ・ホールディングス社外取締役。Tokyo Founders Fundパートナー。

SELECT POINT

これから社会に出る若いビジネスパーソンがファイナンスについて学ぶ意味とはなんでしょうか?経理部や財務部に所属する方であれば、実務上、会計やファイナンスの知識が求められるのは当然のことです。一方で、営業やマーケティング、研究開発や製造管理といった、一見、ファイナンスとは無縁に見える職種の方々が、ファイナンスの考え方を理解する必要があるのでしょうか?
ファイナンスとは、企業経営を上手く執り行うための「スキル」である以前に、私たちの経済活動を規定する「ルール」そのものであると、私は捉えています。いくら目の前の業務を上手く遂行できたところで、それが自分たちの組織にとってどのような意味があるのか、自分たちの会社がステークホルダーから何を求められており、どこに向かっているのかを理解していなければ、意味のない努力を続けることになりかねません。
新社会人である皆さんにとって、ファイナンスの考え方を知ることは、これから自分たちが参加するビジネスというゲームのルールを知ることだと、私は考えています。

ファイナンスを理解するうえでは、最低限の会計の知識が必要です。ここに挙げた3冊を聴けば、財務諸表が会社の現状をどのように表現しているかが分かることでしょう。拙著『ファイナンス思考』では、細かな知識ではなく、ファイナンス的なモノの考え方を掴んでいただければと思っています。

会社を経営するためには投資家からお金を集める必要があります。経営者は世の中に求められていると考える商品やサービスを提供することで、お金を稼ぎます。会社側から見た財務活動のことを「コーポレート・ファイナンス」と呼びますが、その一方で、投資家はどの会社に投資すれば、より大きな投資収益を上げることができるかを考えます。両社はコインの裏表を見ている立場なのです。投資家側の視点を知ることで、事業の本質がより理解しやすくなると共に、皆さん自身も投資家として資本市場に参加することができるようになるでしょう。
また、『幸福の「資本」論』を聴くことで、日々の生活も「資本」の観点から捉えられることに気づくはずです。

さて、かく言う私は、新卒時にマッキンゼーという経営コンサルティング会社に入社しました。新卒入社時から10年以上経ちますが、同社の先輩から直接的に、あるいは間接的に薫陶を受けたことで、自身の軸足が築かれていると今、改めて感じています。ここに挙げた5冊は、皆さんにとっても、ビジネスパーソンとしてのベースを築く上で、きっと役に立つはずです。

ファイナンスの理解を深め、ベースとなるスキルを身に着けつつも、大きな事業を構築した先人たちがどのような活動を行ってきたのか、どのような心意気で事業に取り組んできたのか、具体的な事例にも是非触れていただきたいと思います。特に、井深大氏自身の肉声には、感じることも多いのではないでしょうか。

最後に、一見、ビジネスとは少し縁が遠そうな4冊をおすすめします。自身を知り、社会を知り、社会を知り、そのうえで、皆さん自身はどう生きるか、慣れない仕事に揉まれながら考えるための助けになることでしょう。

金融 朝倉祐介

PROFILE

シニフィアン株式会社共同代表
兵庫県西宮市出身。競馬騎手養成学校、競走馬の育成業務を経て東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。東京大学在学中に設立したネイキッドテクノロジーに復帰、代表に就任。ミクシィ社への売却に伴い同社に入社後、代表取締役社長兼CEOに就任。業績の回復を機に退任後、スタンフォード大学客員研究員等を経て、政策研究大学院大学客員研究員。ラクスル株式会社社外取締役。株式会社セプテーニ・ホールディングス社外取締役。Tokyo Founders Fundパートナー。
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これから社会に出る若いビジネスパーソンがファイナンスについて学ぶ意味とはなんでしょうか?経理部や財務部に所属する方であれば、実務上、会計やファイナンスの知識が求められるのは当然のことです。一方で、営業やマーケティング、研究開発や製造管理といった、一見、ファイナンスとは無縁に見える職種の方々が、ファイナンスの考え方を理解する必要があるのでしょうか?
ファイナンスとは、企業経営を上手く執り行うための「スキル」である以前に、私たちの経済活動を規定する「ルール」そのものであると、私は捉えています。いくら目の前の業務を上手く遂行できたところで、それが自分たちの組織にとってどのような意味があるのか、自分たちの会社がステークホルダーから何を求められており、どこに向かっているのかを理解していなければ、意味のない努力を続けることになりかねません。
新社会人である皆さんにとって、ファイナンスの考え方を知ることは、これから自分たちが参加するビジネスというゲームのルールを知ることだと、私は考えています。

ファイナンスを理解するうえでは、最低限の会計の知識が必要です。ここに挙げた3冊を聴けば、財務諸表が会社の現状をどのように表現しているかが分かることでしょう。拙著『ファイナンス思考』では、細かな知識ではなく、ファイナンス的なモノの考え方を掴んでいただければと思っています。

会社を経営するためには投資家からお金を集める必要があります。経営者は世の中に求められていると考える商品やサービスを提供することで、お金を稼ぎます。会社側から見た財務活動のことを「コーポレート・ファイナンス」と呼びますが、その一方で、投資家はどの会社に投資すれば、より大きな投資収益を上げることができるかを考えます。両社はコインの裏表を見ている立場なのです。投資家側の視点を知ることで、事業の本質がより理解しやすくなると共に、皆さん自身も投資家として資本市場に参加することができるようになるでしょう。
また、『幸福の「資本」論』を聴くことで、日々の生活も「資本」の観点から捉えられることに気づくはずです。

さて、かく言う私は、新卒時にマッキンゼーという経営コンサルティング会社に入社しました。新卒入社時から10年以上経ちますが、同社の先輩から直接的に、あるいは間接的に薫陶を受けたことで、自身の軸足が築かれていると今、改めて感じています。ここに挙げた5冊は、皆さんにとっても、ビジネスパーソンとしてのベースを築く上で、きっと役に立つはずです。

ファイナンスの理解を深め、ベースとなるスキルを身に着けつつも、大きな事業を構築した先人たちがどのような活動を行ってきたのか、どのような心意気で事業に取り組んできたのか、具体的な事例にも是非触れていただきたいと思います。特に、井深大氏自身の肉声には、感じることも多いのではないでしょうか。

最後に、一見、ビジネスとは少し縁が遠そうな4冊をおすすめします。自身を知り、社会を知り、社会を知り、そのうえで、皆さん自身はどう生きるか、慣れない仕事に揉まれながら考えるための助けになることでしょう。

キャリア 正能茉優

キャリア 正能茉優さんの写真画像

PROFILE

株式会社ハピキラFACTORY代表取締役、慶應義塾大学大学院 特任助教
1991年生まれ、東京都出身。大学在学中、地方の商材をかわいくプロデュースし、発信・販売するハピキラFACTORYを創業。現在は会社員でもありながら、自社の経営も行うパラレルキャリア女子。最近では、慶應義塾大学大学院特任助教として、「地域における新事業創造」をテーマに、長野県小布施町で学生たちと活動中。

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大抵のことはググればわかるこの時代、「OK Google情報」にはあまり興味のない、正能です。「OK Google、〇〇について教えて」と問いかけたら、あの声ですぐに答えてくれる、そんな情報はその度ググればいい。
これは、昨今の働き方や生き方についても、同じことが言えると思います。「〇〇術」とか「××法」とかそういうことは、気になった時にピンポイントでググるのが一番早い。

「だったら、なんでもググればいいじゃないか」という話なのですが、「本」というパッケージ化された情報に、魅力を感じるシーンもいくつかあります。
その1つが、「自分じゃない誰かの目線を、構造化された状態でまるっと知れること」、そしてうまくいけば、「その誰かの目線を、自分のものにできること」。“視野”と“視座”のアウトソースです。

通常、 “視野”を広げて“視座”を高めるには、経験と時間を要します。どこかへ出かけたり誰かと会ったりして“視野”を広げ、時間を積み重ねて“視座”に深みを出し、さらにそれらを組み合わせることで、やっと手に入るのが自分オリジナルの考え方です。

これはキャリアも同様で、やりたいことや目指す生き様を見つけるには、自分と違う形で働いている人に会って、違う場所に暮らす人の生き様を見て、ということが欠かせません。「自分じゃない誰かの目線」を組み合わせることで、自分オリジナルのキャリアが拓けるわけです。

その点、本には、著者や取り上げられている人など、常に「誰かの目線」が存在します。「この人、そんな目線で物事見てたの!?」「こんなこと考えて生きていたんだ…」。こうして “視野”と“視座”を、コスパよく手に入れることができるのが、本の素敵なところなのです。

と言いながらも、私は生まれてこのかた26年間、人生で7冊しか本を読んだことがありませんでした。(しかもそのうち3冊は『項羽と劉邦』の上・中・下巻)
新しい何かを知ったり見つけたりするには、人に話を聞くのが早いし面白いと考えていたからです。

ところがひょんなことから本を読み始めた去年の暮れ、目線を構造化した上でパッケージ化してくれている本は、誰かと飲みながら話を聞く以上に、時にわかりやすいことを知りました。しかも今は亡き人や会えない人の目線で物事を見ることもできる!そう気づいてから本にハマり、今に至ります。
さらに、同じ著者の本を読んでいる人との共通目線もできたりして、これまでどう接していいかわからず困っていたおじさま方とも、同じ目線で、心の底から楽しく話せるというおまけまでついてきました。(笑)

残念ながら、私たちはまあまあ凡人なので、この世に存在しない「人生の選択肢」がある日舞い降りてくることは、おそらく一生ありません。だからこそ、私たちの人生の中に、誰かの目線がスーッと入ってきたらいいな。それらを組み合わせて自分オリジナルのキャリアが拓けたらいいな。そんな思いで、24冊の本を選んでみました。
選んだ基準は、「働き方や生き方を考える時、もしも会えるなら、会って相談したい人」、ただそれだけです。「私の生き様どう思う?」ニーチェに聞いてみたいでしょ?「俺このままで大丈夫かな」ジョブズに相談したらどうにかなりそうでしょ?

考えるのにちょっぴり疲れた時には、こっそり紛れさせた、柴田とよさんの『くじけないで』も、お楽しみください。

キャリア 正能茉優

PROFILE

株式会社ハピキラFACTORY代表取締役、慶應義塾大学大学院 特任助教
1991年生まれ、東京都出身。大学在学中、地方の商材をかわいくプロデュースし、発信・販売するハピキラFACTORYを創業。現在は会社員でもありながら、自社の経営も行うパラレルキャリア女子。最近では、慶應義塾大学大学院特任助教として、「地域における新事業創造」をテーマに、長野県小布施町で学生たちと活動中。
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大抵のことはググればわかるこの時代、「OK Google情報」にはあまり興味のない、正能です。「OK Google、〇〇について教えて」と問いかけたら、あの声ですぐに答えてくれる、そんな情報はその度ググればいい。
これは、昨今の働き方や生き方についても、同じことが言えると思います。「〇〇術」とか「××法」とかそういうことは、気になった時にピンポイントでググるのが一番早い。

「だったら、なんでもググればいいじゃないか」という話なのですが、「本」というパッケージ化された情報に、魅力を感じるシーンもいくつかあります。
その1つが、「自分じゃない誰かの目線を、構造化された状態でまるっと知れること」、そしてうまくいけば、「その誰かの目線を、自分のものにできること」。“視野”と“視座”のアウトソースです。

通常、 “視野”を広げて“視座”を高めるには、経験と時間を要します。どこかへ出かけたり誰かと会ったりして“視野”を広げ、時間を積み重ねて“視座”に深みを出し、さらにそれらを組み合わせることで、やっと手に入るのが自分オリジナルの考え方です。

これはキャリアも同様で、やりたいことや目指す生き様を見つけるには、自分と違う形で働いている人に会って、違う場所に暮らす人の生き様を見て、ということが欠かせません。「自分じゃない誰かの目線」を組み合わせることで、自分オリジナルのキャリアが拓けるわけです。

その点、本には、著者や取り上げられている人など、常に「誰かの目線」が存在します。「この人、そんな目線で物事見てたの!?」「こんなこと考えて生きていたんだ…」。こうして “視野”と“視座”を、コスパよく手に入れることができるのが、本の素敵なところなのです。

と言いながらも、私は生まれてこのかた26年間、人生で7冊しか本を読んだことがありませんでした。(しかもそのうち3冊は『項羽と劉邦』の上・中・下巻)
新しい何かを知ったり見つけたりするには、人に話を聞くのが早いし面白いと考えていたからです。

ところがひょんなことから本を読み始めた去年の暮れ、目線を構造化した上でパッケージ化してくれている本は、誰かと飲みながら話を聞く以上に、時にわかりやすいことを知りました。しかも今は亡き人や会えない人の目線で物事を見ることもできる!そう気づいてから本にハマり、今に至ります。
さらに、同じ著者の本を読んでいる人との共通目線もできたりして、これまでどう接していいかわからず困っていたおじさま方とも、同じ目線で、心の底から楽しく話せるというおまけまでついてきました。(笑)

残念ながら、私たちはまあまあ凡人なので、この世に存在しない「人生の選択肢」がある日舞い降りてくることは、おそらく一生ありません。だからこそ、私たちの人生の中に、誰かの目線がスーッと入ってきたらいいな。それらを組み合わせて自分オリジナルのキャリアが拓けたらいいな。そんな思いで、24冊の本を選んでみました。
選んだ基準は、「働き方や生き方を考える時、もしも会えるなら、会って相談したい人」、ただそれだけです。「私の生き様どう思う?」ニーチェに聞いてみたいでしょ?「俺このままで大丈夫かな」ジョブズに相談したらどうにかなりそうでしょ?

考えるのにちょっぴり疲れた時には、こっそり紛れさせた、柴田とよさんの『くじけないで』も、お楽しみください。

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オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。 耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめます。

RESEARCH DATA 検証データ

オーディオブックの活用によって、約87%のユーザーが実際の読書よりも学習効率が上がったと回答しております。また、その後の知識の定着もしやすいということが証明されております。 オーディオブック活用による、情報吸収効率・読書量上昇のデータ 1ヶ月あたりの読書量が増加 読書習慣があった人3→7冊 読書習慣がなかった人0→4冊 読書効率が上がった87.7% とてもそう思う:50.1% そう思う:37.6% どちらでもない:10.7% 全くそう思わない:1.4% 全くそう思わない:0.2% *2/8~2/12にかけて実施。「audiobook.jp」ユーザーアンケート。 N=665
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